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13. 感性としての日本思想  ひとつの丸山真男批判

  北沢 方邦 著  2002年11月 藤原書店 \2600(2730円税込)

感性としての日本思想

 古代からの日本の歴史―身体化・風俗化された日本人の思想を構造論的に解明した書。単なる「事実学」ではない「意味論」としての探求が、学際的な知識に輝きと熱をもたらしている。現代記号論の方法を自家薬籠中のものとしての叙述は、明晰で実に面白い。古層の解明が現代の日本をまぶしく照らす。本書は、日本文化論の古典となるであろう。(2002年11月刊)
 教育館の学芸研究部・哲学の会で4月から熟読―研究したいと思っています。

武田康弘
   
2003年1月20日
 
 
   
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